複雑で高度な化学システムをマイクロチップやマイクロデバイスにマイクロ化する

会長挨拶

CHEMINAS会長挨拶

化学とマイクロ・ナノシステム学会会長
九州工業大学大学院生命体工学研究科 教授/研究科長
安田 隆(Takashi Yasuda)

本年より、渡慶次学前会長(北海道大学大学院工学研究院教授)の後を受けて、会長に就任いたしました。
私が初めて本学会の研究会に参加したのは、2002年3月に開催された第5回研究会のことでした。それ以来、ほぼ欠かさず研究会に参加し、2014年より理事として本学会の運営に携わってこられたのは、化学や生命科学などの学問分野とマイクロ・ナノスケールの加工からシステム化までを扱う工学分野を融合するという、本学会の学際的な取組みに大きな魅力と発展性を感じてきたからに他なりません。そのような本学会を築き上げてこられた諸先輩方のご努力に対して感謝の念を禁じ得ないとともに、私自身がその舵取り役を担うことの責任の重大さをひしひしと感じています。

本学会は、昨年2019年に20周年を迎えました。昨年秋に浜松市で開催された第40回研究会においては、本学会を代表する研究者とアジアの著名な研究者を招待して記念シンポジウムを開催し、本分野の歴史と最先端研究に触れながら将来について考える機会を持ちました。今後も、年2回の研究会開催による研究者交流と、MicroTAS(International Conference on Miniaturized Systems for Chemistry and Life Sciences)国際会議及び ISMM(International Symposium on Microchemistry and Microsystems)国際会議との連携を継続しながら、本分野のさらなる発展と若手人材の育成につながるような取組みを検討して参ります。また、産業界と連携して、本学会から創出された技術の社会実装に資する取組みを積極的に推進する所存です。

さて、新型コロナウイルス感染症の影響により、我々の行動が大きな制限を受ける事態となりました。本学会の関連行事についても、春の第41回研究会(東京理科大学)とISMM 2020(台湾台北市)の開催は中止となり、MicroTAS 2020は規模を縮小してオンラインで開催されることになりました。秋の第42回研究会は、電気学会、日本機械学会、応用物理学会とのオンライン共同開催に向けて、準備が進められています。このような状況にあって、新しい生活様式に適した新たな学会運営と会員サービスが必要であると痛感しています。また、本学会のコミュニティから、コロナ禍を収束させ、安心・安全な生活環境を再構築するための多くの新技術が創出されるよう、学会として後押ししたいと考えています。 会員の皆様からご協力を賜りながら、本学会の発展に尽力する所存ですので、何卒よろしくお願い申し上げます。

2020年6月

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